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ブレッドボード用電源

(2018.1.1 作成)

 このページではブレッドボードに差して使える電源を紹介しようと思います。

 写真のモジュールは裏面にDIYmoreと印刷されています。調べてみるとこのロゴは深圳市四海芯舟科技有限公司さんのロゴのようですがWebサイト等は見当たりませんでした。このロゴがなく電解コンデンサの数が違う別のモジュールもあるようです。

 ブレッドボード電源として探すと右の写真のものも見つかりますが、これと比べてブレッドボードを広く使えることがメリットのようです。またさらに左右の出力をそれぞれ独立して3.3V, 5V出力に設定できます。

 一方右のモジュールではUSBソケットを入力として使用することもできますが、このページで紹介しているモジュールのUSBソケットは出力のみになります。なぜマイクロBソケットが電源出力なんでしょう??? せめてAソケットだろうに...


 リンク先のモジュールについてはこちらに回路図等の情報がありますが、この回路図を見る限り3.3V出力は生成した5Vから作っているようです。この場合、下に載せている評価結果を見る限りあまり大きな電流を取り出すことはできないと思われます。

回路構成

 このモジュールの回路図は調べた範囲では見つけられませんでした。そこで私の方で調べて回路図を作成してみました。

 右図のクリックで拡大します。

 使われているレギュレータはAdvanced Monolithic Systems社のAMS1117です。このため入力電圧範囲や出力特性はこのICの仕様に従います。ということで

  • 入力電圧:出力電圧+1.3V ~ 15V
  • 出力電流:1A以下

になります。

電源性能評価

 せっかくなので電子負荷につないで性能を評価してみました。

 やったことは写真の通り安定化電源を使って電源電圧を変更しつつ負荷を変更してゆくという方法です。

 出力は3.3Vと5Vにそれぞれ設定して評価を行いました。結局はAMS1117の評価と同じことだと思います。

3.3V出力

 3.3Vの出力を確保するためには入力電圧を6V以上にしないと負荷をつないだ際に電圧降下が発生するようです。このため5Vを入力としているブレッドボード電源では負荷をつなぐと電圧降下が起きていると思います。

 一方で入力電圧をを7V以上としても1A近い電流を流せば電圧降下が発生します。これはチップ温度が高くなりすぎるため保護回路が働いているためと思われます。ただブレッドボードで1Aを流すことも少ないと思いますのであまり影響はないかと思います。

5V出力

 5Vの出力を安定的に取り出そうとする場合は7V以上の入力が必要になりそうです。ただし3.3V出力の場合は温度が高くなると出力が低下するのですが、5V出力の場合は温度が高くなると出力電圧が増えるようです。グラフ上では7.5Vまでで切れていますがこれは単に壊れそうだったからそこで計測をやめただけで、実際にはどこまで出力が上がるかよくわかりません。

 例えば下のグラフでは12V入力600mA出力で電圧が6Vにまで上昇しています。USB充電器として使用するのはやめた方がよさそうですね。

 ブレッドボード用電源もいくつかあるようですが、安いものなので一つぐらい持っていても良いかもしれません。ただその中でも3.3V出力と5V出力が独立しているこちらのタイプのモジュールが良いのでは?と思います。